※ フットパスは、【Foot=歩く】【Path=小径】と書き、イギリスが発祥となります。里山や田園地帯が広がる地域の風景を楽しみながら、ゆっくり歩きます。
日本農業遺産「束稲山麓地域」は、一関市舞川地区・平泉町長島地区・奥州市生母地区にまたがっていて、豊かな農業生態系と個性ある文化が育まれ、独特の景観が形成されています。
その一角の奥州市生母赤生津地区で、6月28日(土)にフットパスイベントを開催しました。地域の方々が、歴史・文化や花など植物の紹介をしながらイベントがおこなわれました。多くの地域の方がイベントをサポートされました。
1.イベントに先がけ、開会式がおこなわれました。
2.赤生津コミュニティセンター近くにはいくつかの石碑(山の神様など)があり、守っている地域の方から説明をお聞きしました。
天候に恵まれた中、ゆっくり歩きます。
3.地域の方が手入れされているお宅の山野草を見学します。
4.奈良時代後半~平安時代前半にかけて、蝦夷(えみし)と朝廷の間で戦いがあり、蝦夷の阿弖流為(あてるい)・母禮(もれ)は、802(延暦21)年に京都で斬刑に処せられてしまいました。あづま海道は、その激しい戦いの道でもありました。そんな当時に話を聞きながら、歩いていきます。
スタートから1時間半ほど経過したところに日陰を利用した休憩所を設けてあり、冷たい水をおいしくいただきました。
5.休憩後は急な坂が続き、上りきったところで金毘羅神社と馬頭観音の説明を聞きます。
6.アテルイ・モレと朝廷軍が戦った合戦場として伝わる「伝・古戦場跡」を見ました。
歩道のない県道を避け、あぜ道を歩きます。
7.地域に伝わる水神様・よなぎの神様の話を聞きます。
フットパス終了後には、冷たいそばとおにぎり、あごづコロッケと地元に伝わるお菓子(がんづき)をおいしくいただきました。
続いて、あづま海道の説明を聞きました。
地元で製造しているそばと販売しているコロッケの出張販売も行われ、参加者のみなさんが購入していました。