フットパス「束稲山麓地域/長島地区・俄坂大平コース」

イベント event
2024.09.28
フットパス「束稲山麓地域/長島地区・俄坂大平コース」

※ フットパスは、【Foot=歩く】【Path=小径】と書き、イギリスが発祥となります。

里山や田園地帯が広がる地域の風景を楽しみながら、ゆっくり歩きます。

2024年9月28日(土)のイベントは、3つの目的をもって開催しました。

① フットパスとはどういうものか知ってもらう

② 日本農業遺産「束稲山麓地域」の良さを知っていただく

③ 地域の特産品「平泉ワイナリー」を応援する

1.ワインの試飲があるため、JR平泉駅に集合し、タクシーに分乗して俄坂(にわさか)公民館に向かいました。

2.歩き始める前に、いくつかの注意事項を確認した後、準備体操をして出発します。

  日頃地域住民の方々が手入れされているところを歩くという敬意の気持ちをもって歩きます。

  また、普段あまり車や人の往来のないところを歩くので、地域住民に前もって周知しています。

3.天候にも恵まれ、気持ちよくゆっくり歩きました。

4.ガイドさんが所どころに咲く花や生える木など自然の植物の説明をしながら歩いていきます。その話を聞いて、参加者が興味を引きます。途中、樹齢400年を数える大平のエドヒガン(桜の一種)では、木を守っている地域の方から説明をいただきました。

5.ガイドさんから、地域の名前の由来に伝わる伝説の話や山を形成している石の種類な話などをして、地域への興味を引いていきます。

6.今回の目玉の一つ、平泉ワイナリーのぶどう畑での収穫体験をおこないました。イベントを実施した頃はぶどうの収穫とワインの醸造が重なり、大変忙しい時期でしたので、担当者からは[がっつり採ってほしい」との協力依頼がありました。最初にブドウを収穫する上での注意事項を聞いて、参加者皆さん一生懸命収穫しました。ぶどうを食べてもいいと言っていただいたので、ぶどうを口にほおばりながら作業をしました。思っていた以上に甘く、どんなワインができる喉ろうという興味をわいてきました。

通常作業している人が1日かけて収穫する量は専用カゴ10箱程度だそうですが、この日は30人ほどが30分かけて54箱収穫できたので、びっくりされていました。

6.山道を歩いてきた中で、一気に視界が開け、眼下に一関遊水地の田畑が広がる景色が見えてきます。疲れてきた中での景色は何にも代えがたい癒しとなります。

※ 一関遊水地は、北上川が洪水の時に一時的に水をためて下流に流れる水の量を減らすためのものです。普段は水田や畑として利用していて、洪水の時だけ水がたまる仕組みになっています。

7.歩いた後は、お待ちかねの昼食兼ワインの試飲です。ワインの試飲は4種類あり、飲むたびに歓声が上がり、盛り上がりました。会話も弾み、楽しい昼食タイムとなりました。ワインを気に入った方は即売会もあり、買って帰られました。