毛越寺 見学。

自然・歴史 heritage ...
2026.02.28
毛越寺 見学。

古都ひらいずみガイドの会のガイドさんに、案内いただきました。(https://hiraizumi-life.jp/archives/224

毛越寺は850(嘉祥3)年、天台宗の高僧慈覚大師円仁により創建されました。毛越寺の名前は、円仁が白鹿の毛を辿ってきた(越してきた)ところから名付けられたお寺だといわれています。

奥州藤原氏2代基衡によって再興されましたが、その後火災等により40あった建物はすべて焼失しました。 

・松尾芭蕉句碑

1689(元禄2)年に訪れた松尾芭蕉は、平泉で二つの俳句を詠みました。最初に義経が亡くなった場所に行き、「夏草や 兵どもが 夢の跡」と詠みました。新渡戸(にとべ)稲造が英訳した碑が毛越寺内にあります。その後、中尊寺金色堂を見て、「五月雨を 降り残してや 光堂」と詠んでいます。

・毛越寺復元伽藍図

毛越寺にあるきらびやかなお堂と安らぐための庭園は、極楽浄土が表現されています。

・南大門跡

浄土庭園の入り口にあったのが、今はない南大門。大きな2階建ての門で、大きな礎石12個が南大門のスケールの大きさを物語ります。

・橋の跡

池の底を見ると、対岸に渡る橋を支えていた基礎を見つけることができます。800年前の橋脚の跡で、国の特別史跡になっています。

・州浜と出島・池中立石

大泉が池は海に見立てて造られていて、右側の奥には海岸の砂州があり、手前の石と対比させて、毛越寺庭園を象徴する景観となっています。

・開山堂

開山堂は、毛越寺を開山した慈覚大師円仁(794~846年)をお祀りしています。

・嘉祥寺跡

慈覚大師円仁が創建したお寺で、藤原氏2代目基衡が修復工事を始め、3代目秀衡の時代に完成しました。

・講堂跡

高僧の話を聞く講堂跡になります。

・金堂円隆寺跡

金堂円隆寺は、藤原基衡が建立した。吾妻鏡には、金銀ちりばめた万宝を尽くした建物だったと書かれている。 

中尊寺の金色堂は柱4本で建てられていますが、金堂円隆寺の礎石は36本あり、スケールが大きかったことが想像できます。礎石は特別記念物になります。

・遣水

平安時代の庭園の指導書「作庭記」に書かれた通りの庭が造られていて、全長80mあり、平安時代の鑓水遺構は唯一のものになります。流れてくる盃が自分の前までに詩歌を詠み、盃の酒を飲む宴が当時おこなわれていました。現代でも「曲水の宴(ごくすいのえん)」というイベントが5月に行われています。

・常行堂

天皇の勅願寺として建てられ、ご本尊は阿弥陀如来になります。お堂内には鳥居もあり、魔多羅神(またらじん)を祀られた神社も兼ねていて、現在の建物は1732年に再建されたものになります。五穀豊穣家内安全を願い、正月二十日に老女と若女の格好をした僧侶が延年の舞を披露しています。神楽のようなもので、重要無形文化財に指定されています。

・観自在王院跡

藤原基衡の妻が建立した阿弥陀堂跡で、浄土庭園「舞鶴が池」を中心に遺跡が現在復元整備されています。世界遺産の一つとなっています。

・州浜

池東側から見る景色がビューポイントとして、人気が高い。