「前川先生と巡る源義経物語」ツアー開催!

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2025.11.15
「前川先生と巡る源義経物語」ツアー開催!

長年にわたり源義経を研究している奈良女子大の前川佳代先生に、平泉町内と奥州市衣川及び栗原市にある源義経の胴塚(判官森)と栗原寺を案内いただくツアーを開催しました。

コースは、一ノ関駅~平泉世界遺産ガイダンスセンター~柳之御所~高館義経堂~馬場跡・源義経妻子の墓・弁慶の墓〜接待舘遺跡〜判官森〜栗原寺〜一ノ関駅です。

1.平泉世界遺産ガイダンスセンター(前川先生講義:源義経概要)

・センター内展示見学

2.柳之御所跡

3.昼食(夢乃風・藤原三代お餅膳)

4.高館義経堂

天和3年(1683)に、仙台藩主第四代伊達綱村公が義経を偲んで建てた義経堂があり、中には義経公の木像が安置されています。束稲山麓・北上川そして衣川方面を見渡せる眺めのいいスポットで、前川先生おすすめの場所になります。

5.馬場跡

奥羽地方は、武士にとって最高のブランドだった馬の生産地でした。成人した義経は、ここ平泉で弓矢と乗馬(騎射術)の鍛錬をおこなったと考えられ、馬場跡とわかる場所がJR平泉駅近くにあります。

6.源義経妻子の墓と弁慶の墓の横を通って、奥州市衣川地区を経由して栗原に行きました。衣川地区にある三峯神社(月山)麓の並木屋敷〜接待舘遺跡やもう少し西に行った安倍館などが義経自害の地・衣川舘の候補地の一つとなっている話などをバスの車内で聞きながら向かいました。

7.源義経の胴塚がある判官森では、「源義経公墓所を守る会」の菅原会長をはじめ皆さんが暖かく迎えていただき、芋の子汁をごちそういただきました。その後急な坂道を10分ほど登り、胴塚を見学しました。

8.最後に、源義経が平泉に入る前に2度滞在したと伝わる栗原寺を訪れました。昭和37年の発掘調査により、栗原寺金堂跡が確認され、一躍脚光を浴びました。

住職の話を聞いた後、発掘現場から見つかった平安時代後期の一本彫・観世音菩薩立像と如来坐像を拝見しました。

前川先生が同行して、義経愛溢れるお話を1日していただいたので、参加者も満足したツアーとなりました。