松尾芭蕉が平泉を訪れた前後の道中を含めたツアーに、延べ33名・仙台を中心に宮城県の方に多く参加いただきました。
1日目(10月12日(土))は、とよま宿(宮城県登米市)~涌津宿(岩手県一関市花泉町)~一関、2日目(10月19日(土))は、平泉~迫(はざま)街道<入り口~吉目木坂)>を巡りました。
1日目(10月12日(土))一ノ関駅~とよま宿~涌津宿~一関~一ノ関駅
JR一ノ関駅に集合して、とよま宿まで1時間ほどかかるため、車内でいわいの里ガイドの会の語り部の方に一関の民話「かぶらき太郎」「わかみず」2話披露いただきました。
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とよま宿に着くと、とよま観光案内人倶楽部のガイドさんに、武家屋敷・春蘭亭・芭蕉翁一宿之跡などを案内いただきました。
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その後、一関(石巻)街道を一関方面に向かい、涌津(わくつ)の町に入ったところで、花泉ガイドさんに涌津宿内を約1.5㎞歩いて案内いただきました。
昼食は、一関市花泉町にあるもち料理「さのや」さんで、「もち御膳」をいただきました。ずんだ・あんこ・しょうがの3種類の餅と八斗汁などの御膳で、満腹になりました。
素朴な田舎のもてなしで参加者から評判が良かったです。
午後からは、芭蕉が雨の中、馬で渡ったであろう金流川や山道(五合田坂)をバスの車内から見た後、道士塚でいったんバスを降りました。
関が丘顕彰碑~カッパ崖~一ノ関駅そして、一関ポケットパークを途中歩きを混ぜながら巡りました。
2日目(10月19日(土))一ノ関駅~平泉~迫(はざま)街道(一関)~一ノ関駅
9時10分にJR一ノ関駅に集合して、平泉に向かいました。最初に平泉文化遺産センターに行き、参与の千葉信胤さんに「おくのほそ道・平泉を歩く」をテーマに30分ほど講演いただきました。明治~昭和初期の原風景が広がる平泉の写真を見せて、芭蕉が歩いた当時を想像させたうえで、芭蕉が平泉を訪れた3つのキーワード(奥州藤原氏・源義経・西行)を説明されたので、芭蕉平泉訪問の意味がよく理解できました。
引き続き、古都ひらいずみガイドの会の金代表に、柳之御所・高館義経堂・中尊寺を案内いただきました。
<柳之御所>
<高館義経堂>
<中尊寺
昼食は夢乃風で「夢御膳(そば・餅)」をいただきました。
昼食後は、道の駅平泉で買い物タイムを設けた後、一関迫街道に向かいました。
蔵主沢(ぞうしゅざわ)入り口から旧街道を歩き、女殺しの坂では語り部の方に、地名になった民話を現地で聞けたので、臨場感たっぷりでした。
引き続き歩き、見事な苅又一里塚を見た後、一関ゴルフカントリークラブへ行き、吉目木坂まで行って一ノ関駅に帰りました。旧街道は足元が思っていたより悪く、歩きづらかったので、参加者にはご苦労を掛けてしまいました。