アグリ平泉・武居紹子さん

平泉人 hiraizumi-people
2024.07.12
アグリ平泉・武居紹子さん

平泉町に来たのはいつ?

ワインに興味があり、東京で仕事をしていた合間に長野のワインアカデミーに通っていました。ある時、平泉町でワイン作りをしてくれる人を探しているという情報が入りました。単純にどんなワインを作っているのだろうと興味がわき、ワインを味わったりブドウ畑を見たりして、何度か平泉町に通いました。自治体はじめ関係者から熱心に誘われたことから、最初に訪れてから2か月弱の2021年8月から平泉町に住み始めました。

ぶどうづくり

苗は春に植え、3年かけてぶどうの収穫時期を迎えます。ぶどうの木を管理するための作業は年中あります。たとえば、1本あたりの葉の適正枚数があるので葉を間引いたり、害虫駆除、枝の剪定などになります。特に雨は大敵なので、雨が続くと神経を使います。

ワインづくり

9~10月にかけてぶどうの収穫をおこない、収穫したものからすぐにワインの仕込みに入ります。年明けの2~3月頃から瓶詰がはじまり、順次販売していきます。ボージョレ・ヌーボーの解禁日に合わせた11月第3木曜日には、その年に収穫した新酒「ひらいずみヌーヴォー」を販売しています。そのほか、平泉の名産品の大文字リンゴを発酵させて作ったアルコール飲料「束稲山麓シードル」も販売しています。

課題や目標は何ですか?

ぶどう・ワインづくりはとても楽しいし、おいしいワインを作りたいという思いは強くなっています。しかし、経験の蓄積が少ないため、知識・技術が足りていないので、もう一度しっかり勉強したいという思いが募っています。一方で、地域住民の方々が応援してくださっています。先日も誕生日会を開いてくださいました。地域住民の方々をはじめワインづくりに誘ってくださった関係者の皆様のためにも頑張っていきたいという気持ちもあります。ぶどう畑近くに飲食や物販の店や宿泊施設ができれば、いろいろな形で雇用が増え、社会的意義ができてきて、誇りを持てると考えています。